カーネーションは逞しく健気で好きだ

2022/05/09

カーネーションが、あまり好きではなかった

の続き。

4月に入ってすぐに、来客があって

あゆみにどうぞ(御供に)と、

フラワーアレンジメントの花かごをくださった。

 

バラ、ガーベラなど大好きな花が入っていて

毎日楽しませてもらっていた。

あゆみが貰ったお花だから

あゆみが一番喜んでいるだろう。

 

少しでも長く、と思い

オアシス(刺してある土台)に水を足しながら

涼しい部屋に置いていたが

日に日に春めいて

暑いくらいの日が増えてきた。

 

これでは、もたない。

オアシスから抜いて

小さい花瓶に、生け変えた。

 

それでも、1本、また1本、減っていき

大好きな、ガーベラは退場となった。

でもバラはまだ健在だった。

 

遂にそのバラも、退場となり

残ったのは2本。

カーネーションだった。

 

途中までは

入っていることは知っていても

私は、見つめていなかった・・・

なのに、さいごまでいてくれた

カーネーション。

 

すでに5月になっていたから

1か月近く、咲いていてくれた。

何度も切って、茎が10センチほどになった

たけの短いこの花を

あゆみと、二人で見つめていた、と思うと

いとしくて

私は、カーネーションが好きになった。