このままここで?とふるえた救急車の中

2022/07/29

今回の、家族の「コロナ」に罹ったことで

もし重症化したら家で死ぬん?

と書いたこと、

実は、本当に思ったこと。

 

あゆみは、

別の感染症(インフルエンザ)だったが

夜に一気に重症化し、救急車を呼んでも

受け入れ先を見つけることができず

救急車は、道端で止まったままになった。

 

このまま、ここで死んでしまったら・・・

恐怖に包まれ、全身が震えた。

全身が、と分かったのは

自分の歯がカチカチ鳴っていたから。

 

だから、私には、どうしても

救急車は、緊急性のある人だけが呼んでほしい

という思いと

重症でも救急車で運んで貰えなくなったら

という不安が

薄れないまま、ある。

 

そしたら、きょうのニュースで

「コロナ」に限らず、

一刻を争う病気や、大怪我でも

救急車が到着しなかったり、行き先が見つからない

という事態が、

実際に起き始めている、と報じられていた。

 

この前日には

救急車で、コンビニで買い物をし、食事をすることに

理解を求める投稿があった。

昼休みも取れずに、フル稼働している救急隊員、

やはりフル稼働している特定の医療機関、

落ち度のない中で罹患し、重症化する人、

 

誰も悪くないのに

深刻さを増していくさまに、私の気持ちは

現状におののく、というよりも

「あのとき」に強く引っ張られているのを感じる。