大好きな祖母に最後は冷たくしてしまった

2022/11/05

小中学生の作文を読みながら

立ち止まって考えたことの続き。

 

おばあちゃん、おじいちゃんとの死別が

子どもにとって痛恨の極みで

生きているということは

こんなにも辛いことを経験するのか・・

といった悲嘆が、ひしひしと伝わってくる。

子どもの言葉や表現で。

 

母がちっとも家にいなかった私は

祖母に育ててもらい、ずっと仲良しで、

もしも祖母が死んでしまったら、と

まだ元気な頃から不安を持つほどだったのに

弱ってからの祖母には寄り添っていない。

 

祖母が認知症になってから

私がお風呂に入れて、徘徊したら探しに行き

お世話していたのだけど、

私は大学生。

友達と約束したいし、バイトもしたいし、

海外にも行きたいし、、、

途中からぜんぶ母に押し付けて

祖母のことを考えないように、

顔を合わせないようにし、

そうまでして外に出たかった年頃を

自分でも冷酷に思える。

 

母は、あれほど打ち込んでいた仕事を辞め、

祖母に付きっきりでお世話したので、

介護が終わった時、

申し訳なく思ったのだけど、

「おばあちゃんが、育児も、家事もしてくれて

感謝してるから」と返ってきた。

 

えらいな、と思った。

感謝を、気持ちや言葉だけにとどめず

ちゃんと行動に移せて。

 

でも、こうも思った。

私はお母さんがいる家が良かったよ

おばあちゃんがいてくれても淋しかった

 

子どもって、やっぱり冷酷。

私はそういう子だった。