不運の先にさらに運命の分かれ目がある

2023/05/12

先日起きた石川県能登半島の地震で

死者は1名だったが、亡くなったその方は

たまたま、はしごに上っていたためだった。

こんな偶然て、ある?

ご遺族はやり場のない悲しみだろう。

 

同じ思いがした事故が

中米のニカラグアで起きている。

バスが故障して、制御不能になり

乗客60人を乗せて50メートル滑り落ちた。

ところが、

この事故による死者はいなかった。

奇跡と言えるだろう。

 

それなのに

6人の乗客が命を落としている。

犯人は、ハチ。

 

落ちたところはコーヒー農園で、

そこのミツバチの巣箱に、突っ込んでしまった。

このミツバチ、特別攻撃性の強い種で

ターゲットを追い回すようなハチだった。

 

60人のうち45人が攻撃されて

6人が亡くなっている。

8才の女の子も含まれていたという・・・

 

もしかしたら、

運転手は、故障したバスのハンドルを

必死で立て直しながら、

谷を下っていたかもしれない。

でも、たまたま、そこにはハチの巣箱があった。

さらに、たまたま凶暴なハチたちだった。

 

「たまたま」で言うなら

そのバスに乗ったことだって、

たまたまだった、と言えるが、

不運に見舞われた先でも、

さらに運命を分けて、

命が助かる人、助からない人、が存在する。

 

このこと

私はあゆみのことで、何度も思った。

たまたま人が罹らないような病気になって

それでも、全員亡くなってはいない。

助かる子もいるのに

あゆみは、そっちに、入れなかった・・・

 

なんで。