母の日のラッピングから何を感じるだろう

2023/09/14

性格の良さは、心の回復を助けるだろうなあ

と、よく思う。

性格と言っていいのか?

物ごとの受け取り方のいい人。

 

こんな話を聞いた。

母の日が近いころ

お子さん亡くされたお母さんが、

お子さんのために(お供えをする)花を買いに行くと

花屋さんは、母の日のラッピングをした。

「お母さんありがとう」のシールも付けて。

 

このあとの母親の様子

どう想像できるだろうか・・・

 

子どもを亡くして辛いさなかに

勝手にそんなラッピングをされて

そのようなメッセージまで付けられて

その子がもう「いない」ことを

思い知らされたようなものだ

 

と感じ考える人は、少なくないかもしれない。

私も、そっち派かもしれない。

 

ところが、このお母さんは、こう考える。

何も言っていないのに、店主のおじさんは

「お母さんありがとう」のシールと

母の日のラッピングをしてくれた。

 

「してくれた」なのだ。

こういう人は、ここでとどまらない。

 

あの子からのプレゼントだと思った

嬉しくて泣いた

一緒にいることのサインを送ってくれた

 

真逆の受け取り方、って

あると思う。

「いない」ではなく「いる」になっている~!

 

周りの配慮って大事だと思うが

どう受け取るかは、やはり本人(自分)。

この場合、

個人的に配慮を受けたのでも何でもなく、

商売上、客のみんなにやっていることを

そこからでさえ、独自に、良いように受け取る。

 

きっと、こういう人は、

子どもからのメッセージを受け取りやすいだろう。

 

「あの子からのメッセージだ」と考えれば、

誰のどんな言葉より助けになる。

そういう意味では

子どもが回復させていってくれる

といえるかもしれない。

少しずつ、少しずつだけど。