人の命を救うのに職種は関係ない

2023/11/02

「ダムが好き」とタクシーに乗った若い女性

到着しても高揚する気配なし

運転手に「死ぬために来た」と言い泣き出す

 

という見出し

ワケわからないから、記事を読んでみて

意味が繋がり、感動した。

 

場所は、兵庫県の、スキーに行くときに

よく通るあたりの田舎。

 

「ダム」ファンが結構いることは

特集などで見たことがあるが

この女性もダム好きを装い、駅からタクシーに乗った。

運転手さんは、指定されたダムに向かうが

おかしいと感じた。

ダム好きだと言うわりに、ダムに着いても

浮き立つ様子がないことから。

 

このまま一人降ろしてはいけない

と直感した運転手さん。

一緒に降りて、ダムの堤防を散策したという。

そうするうちに、女性は

「駅に戻る」と言ったので、

またタクシーに乗せる。

 

走り始めたとき、泣きながら

「死ぬためにダムに来た」と打ち明けたそう。

運転手さんは、駅に着くまでに

家族やカウンセラーに電話したので

警察が途中で保護した。

 

この女性、自覚はあったのだ。

カウンセリングに通っていたというから。

カウンセリングに守られている人はいるだろうし

カウンセリングだけでは難しい人もいるだろうし。

 

運転手さん、すごいなあ。

人を助ける仕事というと

医療従事者や、消防や、警察が浮かぶが

職業に関係ないと思った。

 

縁あって関わるなかで、

危うさを感じたら

時間を割いて、適切な行動を考えて

人の命を救っている人が

世間にいてくれることが

本当に有り難いと思う。

 

娘さんだけでなく、

親御さんも救われたなあ。

カウンセラーも。