患者になって初めて知る患者のきもち

2023/12/08

ある会議で、いつも同席するお医者さんから

おもしろい話を聞いた。

 

その先生、事故に遭遇し、

勤める病院に搬送された。このあと

患者さんの気持ちがよく分かったと言う。

 

まず救急患者は、

ストレッチャーに乗せられ、

廊下をダーッと行かれる。

このとき、ガタガタの振動がきついこと

乗ってみなければ分からなかったと。

 

この先生、立場は病院長。

即刻、廊下の、床の整備をしたと。

患者の気持ちって

病気のつらさといった感情面だけではないわ。

病院の機能面からくるものも沢山ある。

 

面白かった話は、

患者が立て込んで、「いつまで待たせんねん!」と

怒鳴り出す人が出てきたとき

「先生、来てください!」と頼まれ

自分、手術前なのに、まだ時間あるから応援に行き

入院着の上に白衣をまとい

手首にはめられているリストバンド見せて

「ぼく今患者で、入院中なんやけどね」

と言ったら、驚き、同情されて

大人しくなってくれた~ って。

 

病気や怪我、しないほうがいいけど

医療従事者が、してしまったら

ぜひ、患者の今後に生かしてほしい。