親が子を思う心と子が親を思う心

2024/01/20

やっと連絡ついた!!と

珍しくダンナが興奮気味に声上げたので

誰と?かは、聞かなくてもわかった。

 

ダンナの第二の母、とめちゃん。

能登の震災後、ずっと避難所にいたらしい。

家の被害は大きいが

けがはなく無事だった。

 

ダンナが生まれたとき

姑は、出産を止められたが

命がけ?で産んで、

育児する力は残らなかった。

そのため故郷の能登から

「ねえや」さんが来た。

それがとめちゃん。

 

姑自身、育たないだろうと言われていたほど

体が弱く、小柄で、細身で、

出産など考えられなかっただろうに

どうしても子どもがほしい

という執念、すごいと思った。

 

でも、とめちゃんの存在が不可欠で

ダンナには、家の中に母親が2人いたようなもの

と思っていたのだけれど、

普段もの言わないダンナからは

とめちゃんの話、あまり聞いてこなった。

 

それでも、二人で結婚の挨拶にも行ったし、

結婚式には能登から大阪まで来てくれた。

 

結婚後も、よく電話がかかってきた。

「よし坊」のことが、気になって、気になって。

なので私から見ると

ちょっとダンナは冷たいように思えた。

 

子が思う以上に、

親が子を思う心のほうが

深いのかも知れない。そう思うと

ふと

天国に行った子どもたちは

あっちで好きなことに熱中したり

新しい出会いを楽しんだり

こっちで親が悲しむのとは違って

自分の今だけを考えてくれていたら

なんて思った。

 

でも今回のことで、

そうでもないのかな?と、ちょっと思い

親が子を思うように

実は子も、いつも親を思っていて

あまり口にしないだけかもしれない。

 

だとしたら、またちょっと嬉しくなる。

天国の子は

親のこと気にしなくていいし

一杯楽しんでくれるといい。

そのうえで

親のこと、時々思い返して~