そうして遺族が孤独を感じていくこと
2024/10/06子ども亡くして、たまらなくつらいときに、
「もっと不幸な人」を教えて励ますこと
何でするのかなあ?
ずっとわからなくて、考えていたが、
最近わかってきた。
まず思ったことは、
もっと辛いだろう、と思う対象を知らせることで、
「あなたのほうがマシだから頑張って」
という意図だと受け取られたりしたら
逆効果なのに・・・
「あなたの辛さは大したことないんだから」
という意味にもとれるから。
なので、そういう意図ではないはずだ。
じゃあ何で
今ここにいない人のことを
話題にするのか?だ。
おそらく、いま目の前にいる人を
受け止めきれなくなったから
向き合い切れなくなったから
ではないか?
子どもを亡くした人なのだから
話は相当に重く
逃げ腰になっても不思議はない。
でも、それでも、
じっと話を聴いてくれる人と
「もっと不幸」な人の話を始める人
どこが違うんだろう。
おそらく、
どうすることもできない無力に駆られても
相手を思って留まれる人と、
何とかしたい気持ちが込み上げ
あれこれ言い始める人に
分かれるように思う。
あれこれ言い始める、だけならいいが
あれこれ言ってみたところで
どうすることもできないことを痛感し
遠巻きになっていく人がいる。
そうして遺族が孤独を感じていく、って
なんだかなあ、と思う。