私たちにとってのOKとはどのあたり?
2024/10/28「離れていった人もいる」
という言葉に引き寄せられた。
そう話すのは、田代まさしさん。
逮捕後に、
「あなたを助ける準備ができています。
困った時はいつでも連絡ください。北野武」
というメールが届いたそう。
メールは、和田アキ子さんからも届いた。
この人、愛されてたんだなあ。
そんなふうに愛されていても
薬物中毒者が回復していくことは
とても難しいらしい。
「ここでOKというゴールはない。
毎日、毎日、辞め続ける努力をする」
のだと語っている。
この表現、言葉だけ見れば
似ていると思った。
「ここでOK、というゴールはない」のところ。
私たちも、ゴールは、あるのか?ないのか?
あっても、遥か遠くだと思う。
そして、私たちにとってのOKとは、
どこらへんをさすのだろう。
だいぶん安定して、
もう大丈夫かな?と思うときを迎えても
ふとしたことをきっかけに
引き戻され
どんどんつらくなっていき
回復どころか、前よりつらくなっていくように思え
ぜんぜんなんだ、と思い知るときなど
「ここでOK」というの、ないように思う。
それでも
毎日、毎日、努力はする。
自分なりに、できる努力。
暮らしていく努力、
生きていく努力。
ゆっくり、ゆっくりだった。
今だって、
急につらくてたまらなくなること
あるもの。
今なら、
ああ、まただ。
また来た。
と思って越えていけるのだけど。