話すつもりなかったのに話してしまうとき

2024/11/10

家族が亡くなったとき、だけでなく、

家族が重病のときも

昨日書いたように、

顔も知らない相手なのに

なぜだか一部始終を話してしまい、

はっと我に返る

ということがある。

 

一方で、

誰にでもは話さない

あるいは、誰にも話さない

という人もいる。

 

話さないつもりだったのに、話してた~

という場合もある。

 

習い事の先生から、

「〇〇さんは、きょうはお休みですか?」

と電話がかかり

「あー、ちょっと、病気で」

とか言うと

「別日を設けましょうか」

と言っていただき

「えっとー、入院していまして」

とか言うと

「え、そうだったんですね、

じゃあ良くなられたら、病院でもできる教材

お送りしましょうね、暇つぶしにでも」

とまで言っていただき

「いえいえ!実は、、、意識が戻りそうになく」

と言ったあと、

いつ、どこで、何があって、どうなって、

と話し続けた、ということがある。

 

優しい感じがしたから?

本人が信頼しているであろう人だから?

入口はそのあたりだろうが

話し出してしまったその話を

よく聴いてくれたからだろう。

 

気持ちをギュッと固めていても

固めていること自体が

持ちきれないものなのだから

そんなに知らない相手でも

多分この人に話して傷つくようなことには

ならないだろうと思ったら、

話して、聴いてもらうといいのではないかな。

 

グリーフケアって

どこかの個室で専門家が行っている

というようなものじゃないから。