「受け入れられなくても受け取る」
2024/11/20看護大学の授業で、嬉しいことがあった。
グリーフケアの授業では
正解が導き出せないことが多く、
主観で断言的に言わないよう心がける。
それでも、
話は最後まで聴くことが大事。
医学的に違っていることを言っていると思っても
その人がそう考えるには理由があったりするので
遮らないで聴くことが大事。
といったところは、やはり、
言い切っているように思う。
そのうえで、
できるだけ学生の皆さんにも、自由に
発言してもらうよう心がけているが、
「受け入れることはできなくても
受け取ることが大事」
と言った人がいた。
それ!と思った。
その通りを私は言ったつもりはないが
よく理解してくれたと思う。
受け入れることは、難しい場合がある。
同じ気持ちだったり
同じ考えだったりすると
もう受け入れていたりするが、
同じ気持ちになれなくても
同じ考えになれなくても、
言葉を途中で遮らないでほしい
ということを言っている。
これは、つまり
そのまま「受け取る」こと。
突っ返さないこと。
最後まで聴いてもらえた
というところで心は通じるかもしれない。
人はみな違うし
正論だけで生きていけないし
今の自分で今日を生きることからしか
次に進めないのだから
つらい状況にある人の、言葉や気持ちや考えは、
まずそのまま受け取ってほしい。