感情的な言葉を冷めた目で見た

2024/12/20

中学3年生が、店に入ってきた男に刺され

女の子が亡くなり、男の子が重症、という

恐ろしい事件が起きた。

 

そのことで、街頭インタビューされている

ニュースが流れたが

応えている年配女性の言葉や反応を

私は冷めた目で見つめた。

 

「若い子が、こんなひどい目に遭って」

という言葉や思いは、私も同じ。

 

「代わってあげたくても代われない」

 

その言葉に

あ、この女性は、女の子のおばあちゃん?

と思った。でも違った。

道行く人。

 

70才くらい。

もし代われるなら、代わるのだろうか・・

 

私の知人は「七十代、最高!」と言ってた。

子育て、孫育ても終えて、自由を満喫中。

 

そんな華の七十台、手放せるの?

いや、それより、

いくつになっても大切な自分の命、

本当に捧げられるの?

見ず知らずの子に。

 

命は、自分の子にしかあげられないと思う。

孫にはあげられるだろう。

あげなければ、

自分の子が、あげてしまいそうだから。

 

殺されてしまったら

親にも、誰にも、どうすることもできない

ものすごく大変で

ものすごく辛いこと。

動かしようのないこと。

 

だから、簡単に、

代替案みたいなこと

言わないほうがいいと思った。

少しも軽くしないほうがいいと思った。