言葉に勝手に意味をつけて拒否
2025/08/10日本航空123便が御巣鷹山に墜落して
40年が過ぎた。
この事故で、歌手の坂本九さんも犠牲になった。
まだ30代で、突然ご主人を亡くされ
二人のお嬢さんを立派に育て
がんばってこられた由紀子さん
77才になられ、変わらず美しい。
ご家族でインタビューに答えておられた。
事故当日
九さんは、飛行機に乗りたくないなあ
と、娘さんに言ったそう。
空を眺めて、「雲が早いから」と。
たまたま聞かなかった場合と
たまたま聞く場合があるが、
聞いたからには、気になるだろう。
でも、仕事や約束があるから
何を感じても、行くしかない。
乗るしかない・・・
同じ芸能人で
この飛行機に乗るはずだったのに
乗らなかった人の話を聞いたことがある。
不思議だ。
運命とはなにか?
改めて辞書を引いて、知った。
へー、そうだったのか。
私には、動く・左右される
といったイメージがあった。
「運に任せる」なども。
そうではなく、運命とは
言い換えれば、定め、で
元から定められていることらしい。
運に任せる、は
天に任せるという意味で、
私が勝手に思っていた、なりゆき
みたいなものではない。
なんで私、そんな独特なイメージを・・?
考えて、思い至ったことがある。
あゆみが亡くなったとき
「運命と思って」
と言った人がいて
そんな訳ない!と思ったのだった。
受け入れられなかった言葉には
勝手に意味をつけてしまう。
そういう「ことば」が
私にはいくつもあるように思う。
そんなふうに、自分なりに
拒絶に理由立てていたことは
生きる術だったわけだが
そろそろ元の日本語の意味を
ひもといていく必要、あるなあ
と考えている。