意識云々より通じ合うことが一番

2025/10/31

奥様が、突然倒れて療養中の方と

仕事で時々ご一緒する。

お子様はなく、ご夫婦で

静かな幸せを営んでこられた御家庭。

 

ご主人の苦悩は深い。

この方、遺族会という場をご存知で

私に「行ってみようかな」

と言われたことがある。

 

戸惑った。

遺族会は、遺族が参加するところで

重病でも意識がなくても

患者さんの家族が参加すると

どいういことが起きるだろう…

そもそも会の受け入れはあるだろうか?

 

この方、「予期悲嘆」という言葉も

その概念もご存知で

こうした心情を理解できるのは

遺族会運営者かもしれない。

ても当会は子どもの遺族会で…

 

知人の運営者に相談した。すると

「私がお会いします」と言ってくれた!

安堵した。

 

すぐにでも行かれると思っていた。

が、行っていなかった。

 

奥さんの反応が出てきたから。

えーーー!

今度は私、心の中で歓喜した。

 

意識は… 今も戻っていない。

意識とは、どこからを言うのだろう。

 

明確な意思疎通は図れなくても

気持ちや言いたいことがわかる

と聞くと、それは意識?

 

意識がある・ないの定義は知らないが

通じ合うことこそが

家族にとって、夫婦にとって

大事なのかもしれない。