主役は患者で医療者は裏方だからだろうか
2026/04/25片腕の看護師が、日本に一人いることを知った。
バイク事故だったそう。
看護師になることが夢で
夢を諦めることがつらくて
腕を残してほしいと、医師に懇願したら
そのための治療が壮絶だった。
傷口から入った石を(砂も?)取り除くため
麻酔が効かないほどの激痛。
押さえ付けられても暴れてしまう。
2ヶ月後
右手を諦めなければ命を落としてしまう
となったときの決断が伝えられている。
だったら何のための痛みとの戦いだったのか
と思ってしまった。
いや、そんな簡単なことではない。
命の次に大事なものを
守り抜こうと頑張ったことは、すごいし
偉いと思う。
利き腕を失っても、
看護師になれた。
夢をかなえた。
これもすごいし、偉い。ただ…
一つ置き去りになったものがある気がする。
のたうち回る患者を押さえつけて
腕に入り込んだ石とか砂を
根気よく取り除く治療を続けた医師だ。
この人も、患者の夢を守るために
必死だったのではないだろうか。
治療のためとはいえ壮絶な痛みを
引き起こすことに
平然と向き合ったとは思えない。
そうまでして腕を残させたなら
治療に意味があったと思えるが
敗血症になってしまい、残せなかった。
ても、医師の葛藤や格闘には触れられていない。
きっと無力感のようなものや
医師にも喪失感はあったのではないだろうか。
私には淋しく聞こえる「仕事ですから」
という言葉が、
こういうときにも語られるのだろうか。