一番わかりにくいのは電話

2020/10/23

先日、Zoomで「わかちあい」をするとき

言葉は聞こえ、姿は見えていても、

伝わりにくい「非言語」があると書いた。

 

電話だと、もっと伝わりにくい。

お母さんを亡くされた方に電話をした際

用件の前に、お悔みの言葉を言った。

「淋しくなられましたね」など。

 

ええ、という言葉に続き、

経緯など教えてくださったので、聴いていて

介護できても、つらいものはつらい、と思いながら

じーっと聴いていた。

 

この「じーっと聴く」が

対面のつどいでは、そこに誰も口を挟まず

みんなで聴き入る。

 

Zoomの場合、たまたま通信的に聞えにくかったら

「すみません。ちょっと聞えなかった」

みたいなことを、言っていいか、もう言わないでおくか

迷ったりする。

が、じっと聴く体勢は、そう崩れない。

 

ところが電話だと、

無言になると、大抵相手が、「あ」となり

用件に入っていったり

話題を変えたり。

 

まだその大事な話の中にいたのに・・・

 

この不一致のようなこと

何とも難しい。

姿が見えないのは、とっても難しい。

 

私は、相手さえよければ

黙ってじーっと、お話の中にいるのが好き。

心地いい。