簡単に会ってくれなかった私の子

2020/12/08

昨日の日記に、

「亡くなっていようと、あゆみのためなら何でもしたい」

と思っていた、と書いたが、

つい先日、この会の人たちと話していて思い出した。

一人の会員さんの名前が出たことで。

 

その方は古くからの会員さんで、特に親しいと言える。

ある日、「亡くなった〇〇に会えた！」

と知らせてくれた。

えーーー！よかったね！！どうやって？

となり、私も同じことを試みようと思った。

 

それには理由があった。

あゆみは、普通に眠ったつもりが、寝ている間に病気を発症し

眠ったまま亡くなった。

だから、何も言い残すことができなかった。

 

まあ、あゆみの場合、起きていても喋れないのだけど、

でも私のほうは、最期とわかっているなら、

言っておきたいことはあった。

「私のところに生まれてきてくれてありがとうね」

は必須。

「すごく短い間だったけれど、本当に幸せだった」

も必須。

 

なので、会える方法があるなら会いたい！

もし、何かしてほしいことがあるなら、したい！

そういうことが頭の中で渦巻いたのだ。

 

その人は、ある開業医のところへ行き、催眠術を受けたと言う。

場所を教えてもらって、私も電話した。

そしたら、何か月も予約がとれないと聞いていたのに

ちょうどキャンセルが出たというので

お！これは会える！と確信した。

 

でも、まったく会えなかった・・・

ただ目をつむって過ごしただけ。

（お金、高かった）

 

うちの子は、どうなってんだ？

〇〇君は出てきてくれたのに、とも思ったが

そういうことに一切頼らないと決めたから

今もこの会をやっていられるのだと思う。

 

もしかして、あゆみの意図かもしれないな。

催眠術とかじゃなく

自分の頭を使って活動をつづけてよ、って。

 

ちなみに、

その医院は、その後火事で全焼したと聞いたが

調べてみたら、別のところでまた開業していた。

料金、ぐんと跳ね上がり、30万円って。