叱られているのにツボにはまった中3

2022/02/05

足の親指の長さが、左右違うことを発見したのをきっかけに

思い出した黒歴史というのは

中学3年生にさかのぼる。

 

同じクラスの友人が、茶髪に憧れて

小遣いで買ってきた毛染め剤を、

私の家に持ってきて、手伝ってくれと言うので、

うちの風呂場で、隠れて染めた。

 

で、次の日、彼女は朝から担任にしょっ引かれ

休み時間に、私もしょっ引かれてしまい

手伝ったことに対し反省を述べたのだけど

先生は「こっち見て言いなさい」と言う。

 

それまで私は、先生の顔を、じーっと見つめていた。

けれども、ある理由から

見ることができなくなる。

 

それでも「顔を見て言え」と言うから

見て、ちょっと、吹いてしまったのだ。

「何がおかしい!」と先生はすごい形相になり

私は困ってしまう。

 

反省していないのではない。

ふざけているわけでもない。

あろうことか、ツボにはまってしまったのだ。

 

首を横に振って、何とかこの場を収めようとしたが

どうしても収まらないので、

仕方なく言った。

 

「先生のメガネが、こんなん、なってるから」

自分のメガネを、右だけ持ち上げて。

 

最悪の、空白の、数秒後、

「関係ない!!!」

 

余計に怒らせてしまった。

しつこく聞くから~

 

極端に左右の耳の高さが違う人はいて

怒ると目立つように、私には思えた。

怒っているのに、抜けているみたいで・・・

だから顔を見ないほうが良かったのだ。

 

先生をひどく怒らせたことで、人目について

これは私の黒歴史の1つなのだけど

あのとき、ほんとは、

ほぼ反省していなかったなあ

と今は思える。

髪の色なんか、どーでも。