変化するが消えることはない「真実」
2022/03/01先月日記に書いたことで
ちょっと気になっていることがある。
それは、2/15に書いた
「事実」は不動だが「真実」は変化する。
例えば、病気で亡くなったお子さんの親御さんは
病気だから仕方ない
なんて思うことは、まずない。
そこに、自分の落ち度を、必ず加える。
つまり、亡くなった理由は病気、これが「事実」。
でも、その親にとっての「真実」が、また別にあって
あのとき私が~~~~したせいで、とか
私が~~~~しなかったために、
といった理由のつけ方だ。
多くの親が、このことに苦しむ。
「真実」は本当に変化するのでしょうか?
一時的なものと言えるのでしょうか?
と尋ねられたので、
加筆しようと思う。
自責も、後悔も、親のつらさは、
消えてなくなることは、絶対にないと思う。
でも、それぞれが描いている「真実」は、
必ず変化する。
なぜなら、
私たちは生きているから。
つらさをもったまま暮らせるようになる能力が
人には、みんな、備わっている。
苦しんで、弱っていくかのようで
少しずつ、少しずつ、強くなっていくのだと思う。
失った直後に
おなかがすくことや、眠れることに
ものすごく嫌悪感を感じたのに
いつしか普通にできるようになることからも
変化しない人はいない。
その過程で、こんどは
変化することに苦しむことだってあるが
失ったときの苦しさとは比較にならない。
だから、やっぱり、
間違いなくたくましくなっていることは
どの親も否めないと思う。