感激して興奮した
2015/09/28 「小さないのち」の会員さんのお宅にはよく訪問するが
泊めていただくことは、ごくまれであって
今回、初めて
お子さんが使われていたベッドで泊めてもらった。
お子さんというのは、もちろん、病気で亡くなったお子さん。
木調の、小ぶりなベッドで、
一見、普通のジュニアサイズ、という感じだったが
コントローラーがついていたので、介護用と気づいた。
自分で操作していたのかなあ・・・
このベッドで寝てたんだあ
このベッドで、いろんなこと、考えてたんだ
このベッドで、最期のときを過ごしたんだ
と思うと、
その光景が目に浮かび
朝、「おはようございます」と挨拶したとき
当然のごとく「眠れましたか?」と返ってきた。
「興奮してあんまり眠れませんでした」と答えると
お母さん、笑ってた。
自分でも、おかしなこと言うなあ、と思ったが
ほんと、その通りで
加えて言うならば、
「感激して、目がさえていってしまいました」だ。
彼女が生きたときのことを、もっと知りたくて訪ねた。
彼女が外を眺めていた窓のそばに立つだけでも、
少し近づけたような気がして、こみ上げたのだから
ベッドを使わせてもらうって、私にとってすごいこと。