一つひとつ手放して
2015/07/05 突然亡くなった父の
さまざまな手続きに追いまくられ
期限ぎりぎりの昨日、納めるものを納めて
やっと終わった。
1階の(両親の)電話は
ずっとこのままでいいと思っていたが
たまに出ると、年寄りを狙った電話ばかりなので
解約することに。
私が幼稚園のとき
家に電話がついたことを覚えている。
それまでお隣の電話を借りていた。
電話をつけても、どこからもかからず
初めて鳴ったとき、大喜びしたりした。
その電話を解約するというのは
なんとも淋しい。
加入権というのがあり、父の名のまま残る
という説明があり
ちょっと嬉しい気がして
その権利?とは、価値のあるものか尋ねたところ
返金はされないのだけれど
おそらく当時、10万円くらいで権利を得ているらしい。
当時の10万円とは、大きい。
いま固定電話は数万円でつくらしいから。
通話できるのは本日までで、その後は
「おかけになった電話は現在使われておりません」
を流しますか?と尋ねられたので、
小さな声で「はい」と答えた。
そして、きょう
「現在使われておりません」を聞きたかったわけではないが
なんとなく、もう一度かけてみたくなって
スマホからかけてみると
えっ?コールが聞こえるではないの。
と同時に1階の電話が鳴った。
びっくりして
慌てて切った。
急に胸がドキドキ。
なんで慌てて切る?
いたずら電話しているわけでもないのに。