なかなか母のようにはなれない私

2012/01/12

もしも、私に、パワフルでポジティブな側面があるとしたら
それは、母の資質の、何分の一かを受け継いだものであろう。

きょう私は、午前中、布団をかぶって寝ていた。
睡眠不足つづきであったため、昼まで起きない、と決めていた。
インターフォンが鳴ったが、起きないと決めていたので、寝ていた。
下には、父か母がいるため、
必ず、下のインターフォンで、父か母が応対してくれる。
ちなみに、下のインターフォンは私のいるところには聞こえてこない。

あー 久しぶりに よく寝たー
ご機嫌で、部屋で過ごしていると
母が入って来て、耳を疑うようなことを言った。
ボ●は、これほど急速に進行するものか、とまで疑った。

   ちょっと 大変やったの 
   でもね たまたま親切な人がいて 
   救急車 呼んでくれて
   私はだいじょうぶです って言ったんだけどね
   病院に行ったほうがいいですよ って言われて
   お財布に お金がちゃんと入ってて よかったわ

えっ? 救急車! 病院! いつ??

「さっき」だと言う。
顔が傷だらけなので、実際の話らしい。

話を整理すると、
母は、ダイキのおやつを買いに、コンビニへ行った模様。 ←時々抜け出す
コンビニの前で、こけて、顔面強打し、
動けなくなっているところを、通行人が119してくれた。
救急隊員に、搬送を辞退したらしく
本人の意向に従い、自宅に立ち寄ってくれた模様。
(あの、寝たふりしているときのピンポーンは、救急隊員?!
父も留守であったことを、このとき知る。
おそらく、父の留守を見計らって、母はコンビニへ・・・)

立ち寄ったものの、家人が留守のため、病院へ搬送。
緊急の検査を受け、自分で支払いを済ませ、タクシーで戻ってきて
私の目の前で喋っているというわけだ。

開いた口がふさがらないまま、思った。
私は、自分が思っている以上に、
母の人並み外れた「精神」の、何分の1かを、受け継いでいるかもしれない。

母の精神とは、こうである。
「悪いことなんか めったに起きるもんじゃあない
もし起きても 起きたら起きた時のこと どうにかなる
人はみな 親切で優しい
自分はいつも 運がいい」

この世がほんとに、常に、そうならば
もう前進あるのみだ!