「生きているだけで十分」と思い続ける親

2024/02/17

14日の日記に、こんなことを書いた。

「極小で生まれる赤ちゃん

生きて誕生することが、すごいと思うが

早く、小さく生まれたがゆえの

困難は併せ持っているかもしれない。

さらに、そのうえに・・・」

 

親戚に、極小で生まれた子がいて

きょう、みんなの休みが合ったので

待ち合わせて食事に行った。

 

昨年、小学校に入るとき

ランドセルを背負うと、後ろに転がりそうだった。

いつ喋り出すのだろう、と思っていたが

きょう、喋りかけてきたからビックリ。

私が、思わず「えっ!」と言ったら

「ふつう」と言われた~

 

とても早く生まれてきてしまい、

そのとき、生きられることだけを祈ったが、

命の危機を脱したら

早く同い年の子に追いつくように、と

つい考えてしまう・・

 

目も見えるし、元気だし、言葉も出るし、

でも、ヘッドホンを着けていて

普通の音が大きすぎるらしい。

頭が小さいから、

ヘッドホンの頭が、おでこに落ちてくるけれど

気にしていないみたい。

 

そのとき母親が、「生きているだけで十分」

と言った。

 

この人(甥の嫁)、すごい。

誕生のときに祈ったこと

ぜんぜん薄れていないようだ。

 

命の危機を脱しても

何も変わらず

追いつかせようなど考えず

毎日、生きて、一緒にいられることに

満足し続けていけるって

素晴らしことだし

幸せなことだと、教えられた。