仮病でも、奇病でも、なかった

2010/06/11

(前回のつづき)
やはり「運動」を興すつもりにはなれず
担任の先生へ、診断書がもらえなかった経緯を手紙にした。
すぐ電話があり、続いて体育の先生からも電話があった。

体育の先生は、
水質に問題はないこと
不調を訴えているのはダイキだけであること
正当性を主張するための電話だったので
じっと聞いていたが、言った。

つらいのが、たとえ1人だけであったとしても
1人のつらさを取り除くことが必要なので
見学を許可してくれるのか、どうか。

見学は、許可された。
しかし、帰宅したダイキは
嬉しそうではなかった・・・。

そしてきょう
意外な展開を迎えた。
別の保護者が、保健所に水質調査を要請していた。
体調不良に悩む生徒が、何人もいたことがわかった。
仮病でも、奇病でも、なかったのだ。

ダイキに話した。
「しんどい」ことを、ただ信じ、わかってもらうには
日頃の行いが大事なんだと。