88才でも病気でも障害あっても一人で暮らす

2024/08/20

今朝入院したダンナ、

必要なものは、ぜんぶレンタルするので

荷物もないけれど、一応、病室まで付き添った。

 

エレベーターには、

すごい荷物のおばあさんも乗ってきた。

「何階ですか?」と聞いてから

次にドアが開いたとき、

降りて行ってしまったから、

ここではないことを知らせるために追った。

 

そのとき、

「荷物もちます」と、手をかけると、

すごい力で引っ張り返し、

「いつものことですから」と仰る。

 

無理強いしてもなあ、と思い、

また一緒にエレベーターに乗ると

「88才です。一人暮らしです」と。

 

いろんなこと、思った。

なんにもレンタルしないんだ・・・

いつも、これだけの荷物をまとめて入院。

買い物に引っ張っていくショッピングカートと

大きい旅行かばん。

カートの上が斜めのため、カバン、乗せられない。

 

もう少し身の回りの機能性を考えても・・・とも思ったが

楽なことばっかり考えてたら、アカンなあ。

一人で生きていく覚悟を決めている人には

潔さと、たくましさ、とすがすがしさを感じた。

 

がんばっているのは高齢者だけではない。

昨日の話を思い出した。

車いすとともに暮らしてきた女の子。

 

就職をし、一人暮らしを始めたそう。

車いすは、

押してくれる人がいたら、乗り、

一人のときは、自分で押して出かけるという。

 

病気や障害をもつ子の親が、

よく「この子を残して死ねない」と言うのを聞くが、

潔く、たくましく、すがすがしい子は、

私が思う以上に一杯いるのかもしれない。