この日この時間ここに来なければ
2025/02/27エレベーターが開き、乗ったら「かご」がなく
人が落下して亡くなっている。
31才の医師。
なんと痛ましい。
カラオケ店のエレベーターなので
歌うことが好きだったのかなあ、
ストレス解消に来たのかなあ、など
想像を巡らせても
残念すぎる、ということと、
ここに来なければよかった
この日に来なければよかった
というところにしか行きつかない。
先日会話した、遺族会の運営者との話を
思い返した。
思いがけない事故にみまわれ
受け入れがたい死を、
どうにか、どうにか、
「運命だったと考えることにします」
と言える遺族がおられる、と。
そういう言葉を聞いて
そんなふうに考えられるわけがない
と言う遺族もおられる。
事故が起きて、
自分の子だけが亡くなった場合も、
その場にいた人たちと巻き込まれた場合も、
なぜこんな事故が起きたのか!
ということと
なぜそこに居合わせてしまったのか!
ということに尽きるだろう。
事故とは、
そういうものではないだろうか。