どんなに辛くても絶対に忘れない

2025/09/02

島根県の片田舎の、茂みのなかで

目が覚めたら、自分が誰なのか?

わからなかったという男性が

情報を求めている。

 

言葉は明瞭。でも名前がわからない。

30代くらいに見えるので

脳の病気の可能性は低いのでは?

 

お金も持っていて

事件に巻き込まれたのでもなさそう。

私、思った。

ものすごく辛い事かショックな事が

身に起きたのかも・・・

 

あゆみが突然亡くなった後

自分で自分に思った。

よく気がおかしくならないなあ。

 

自分の名前は勿論わかるし

悲しいことに

あゆみがいなくなった一部始終も

全部わかっていて、

それでいて頭がまとも、って

どういうことだ?!と。

 

思った以上に私は丈夫だった。

 

田中一さん(仮に付けている名前)

記憶を消さなせれば生きられない程

のことに直面されたのかもしれないが

テレビを見た家族が現れてくれて

新しい人生を生きられるといいな。

 

私の場合、

改めて自覚したのだけれど、

どんなに辛くても

記憶は消したくなかったのだろう。

 

あの子を忘れない。

ともに生きた幸せな日々を

決して忘れない。

 

辛さと同じだけ愛着があり

愛着のほうが強かったからだろう。