何もかもなくして芽生えてきたもの

2025/09/13

人に強さは求めなくなった

と昨日書いたが

徒然草に、「友とするに悪しき者」

という段があり、7つ挙がっている。

いずれも人の「強さ」を示す。

 

徒然草、あゆみが亡くなった後に

改めて目にして

「病なく身強き人」に注目した。

 

私はそれまで

頑張らない人は、頑張りが足りない

と思っていた。

頑張れないことが、わからなかった。

 

死別のつらさは病気ではない。

病気ではないが、病気よりもつらい。

 

初めて経験した解消不能のつらさが、

私の場合、死別がもたらすものだったが、

死別でなくても、生きてきたなかで

重い病気や、深い傷つき、つまずき等

痛みを知った人

その先を生きてきた人には

備わる器があるように思う。

 

他者を理解し、受け入れる器。

 

あゆみを失い

何もかもなくしたように思えたとき

何もないところに芽生えてきたものが

とても大事なものに思え

この会に没頭し続けてきたように

感じている。