なにも予感させずに旅立った親たち

2025/09/29

昨日、研修でご一緒した女性は

お父さんを、私と同じ状況で亡くされていた。

同じ家で暮らすお風呂で。

 

私、ずっと聞きたいと思っていた。

同じ状況で亡くされた人に会ったら。

虫の知らせみたいなの、ありましたか?と。

 

まったくなかったとのこと。

私は上の階にいて、ごろごろ。

彼女は、特に行かなくてもいいバイト

へ。

なんで家にいて防げなかったのかと

自分を責め、さらに

その家で暮らすことができなくなり

空家賃を払いながら別のところで過ごしたそう。

 

わかるわ。私も、何年間も

1階の風呂場には入れなかった。

怖いのではなく、つらくて。

 

よく、良くないことが起きるとき

嫌な予感がする、みたいな話

聞くことあるけれど

全くないほうが多いのかもしれない。

 

それは、あゆみのときもだった。

なにも思いもせず、見に行ったら

息していなかった、その時のことが、

今もひっかかったままだから

あのようなこと尋ねたのかな?

 

何も感じさせないで、そっと逝く、

というのは

思いやりのつもりだったのだろうか?

もしそうなら、

そのまま受け取る方がいいのだろうか?

 

ふと、そんな考えが浮かんだが

それは親が子(私)に対してのことで

自分が親の立場であれば

なかなかそうは、思えない。