いくつになっても現役教師
2008/11/18私はいくつになっても、母親に頭が上がらない。
先日、ファックスしてくれと頼まれ、ちらっと内容を見ると
その昔、担任をした児童の同窓会出席の返事だった。
母は長年小学校の教師をしていた。(私とちがって出身校は国立…)
おぼつかないのは足元だけではなくなっているのに、行く気になっていて
その日私は付き添えないため、とても不安であったがファックスを送った。
当日、とんでもないことが起きていた。
電車を乗り継ぎ、バスに乗り、うまい具合に現地に到着できたことはラッキーであった。
しかし、校門は閉ざされ、人の気配がなかった。
外周をうろうろし、ようやく休日出勤してきたその小学校の先生に出会えたところ
「あ、それ中止ですよ。人が集まらなかったらしく」と知らされたらしい。
何ということ!80歳に近い、足の悪い老婆を呼び出しておき、
中止の知らせを同窓生だけに回して終わった幹事、つまり先日のファックスの相手に、
こんなひどいことがあるか!と、文句を言わずにおれなかった。
ところが母は…
「そんなことしなくていいの。あの子たちのしたことは、私の責任なのよ」
あんたは、死ぬまで、小学校教師なんやね。
うん、わかったよ。