ただ一人の友だち

2009/01/04

結婚して18回目の新年を迎えたが、
お正月三が日のスタイルだけは、今も変わらない。
元旦は、夫の実家で一族が顔を合わせ、食事する。(今年は某百貨店の4段おせち)
二日は、私の実家で一族が顔を合わせ、食事する。(今年は某外食産業の会席料理)
三日は、家でごろごろする。

4日以降の大晦日まで、この10年、昔とすっかり様変わりした。
ふつうは妻はおせち料理を作り、夫も大掃除をする頃、
我が家は夫に手伝ってもらって会報の印刷と発送に費やした。
(今回も印字が薄くてゴメンナサイ)

いただく年賀状の顔ぶれも、まったく違っている。
もしかして、旧友は一人だけかもしれない…
何があっても、変わらずずっと見守ってくれた友が、一人いてくれた。
もうそれでいいと思うようになった。
彼女は、出会った中学2年生のときのままの私と接してくれている。
どんなに目まぐるしく暮らし、不義理ばかり繰り返していても。

この10年で出会った方からよく相談を受けるのが
未だ年賀状を出せない気分なのだけど・・・
お祝い事すべてがしんどいのだけれど・・・
以前のようなお付き合いがもうできないのだけれど・・・。
私もこれらのことを同様に悩んだけれど、
価値基準が変わって、すっきり、さっぱりした。

知人は、何百人何千人いても、ただ知っている人に過ぎないと思う。
何があっても、どんなときも、事情や理屈を理解してくれるような他人は、
一人いればいいのではないだろうか。
友だちとは、そういう人物だと思う。
そういう人物一人と出会えていることが、人生の価値だと思える。