ぬか喜びとは、このこった。

2009/07/03

先日、思いがけない朗報が舞い込んだ。
あゆみちゃん人形を作って差し上げましょう。という
知人を介しての、人形作家さんからのお申し出だった。

私は、舞い上がるほど喜んだ。
ところが、、、
見本を見て、息をのんだ。
動物が服を着ている人形なのだ。
人形じたい、とても可愛い。
でも、もし犬だったら、どうしよう・・・と思った。

あゆみがなくなって間もない頃、
近所の人から、やさしく声をかけられた。
「命はめぐるもの。あゆみちゃんは、またこの世界に生まれてくるよ。
どういうかたちで再会するかは、わからないけれど、
たとえば、隣の家で、飼われるようになった犬なのかもしれないし」

私は、道端で、泣いてしまった。
話した人は、私が感激して泣いていると思ったらしく、話は続いたが、
覚えていない。耳に入らなかった。
悲しくって、悲しくって、
なんであゆみが犬になってしまうの〜〜〜
ぜったいに、いやだ!と思った。

というわけで、人形作家さんには、
大切にしますから、どうか女の子の顔をしたお人形にしてください。
という、たってのお願いを、知人に託した。
そうして私は、あゆみちゃん人形が届く日を、首を長くして、待った。
どこに飾ろうか。
毎日抱いて暮らそうか、と。

きょう、知人から連絡があり
この話はなかったことにしてほしい。と言われたらしい・・・
事情があるらしいが、それは知るよしもなく。

ああ、がっかり。
あゆみちゃん、やっぱり手は届かないんだね・・・。
それにしても、だ!
私は、わかったような、その場しのぎのこと、人に言わない!!