ゆめの夢

2010/08/14

見ていた夢のなかで
子どもが、もういないことが分かっていると
目覚めたとき、切ない という話をよく耳にする。
ほんと、そうだと思う。

「夢でもいいから会いたい」と親はよく言う。
会いたいのは、元気な頃の子どもで
闘病していても、希望がもてた頃であり
かつての日常に、もう一度触れることだろう。

どんなに過酷な現実でも、現実は、現実。
いつか受け入れなければ、とみんな思っている。
でも難しいから、みんな苦しんでいる。
そんな格闘の途上で
夢の中にでまで現実が侵入してくると
自由まで奪われた気にもなる。
夢を見るくらいの自由は
誰にだってあるはずなんだから。

そうではないのかな・・・
がっかりしているのは
現実を受け入れてしまった自分に、なのかな。

夢では、なかなか会えなくても
お盆だけは、ほんとうに会えるといいのに。