お盆のお供え
2012/08/22 日記がなかなか書けない理由の1つに、母のことがある。
さっき言ったことが、わからない・・。
だめ、と言っておいても、したければ、必ずする。
通帳や、鍵や、財布がなくなってしまうだけでなく、
認知症の進行を遅らせる効果があるとされるお薬までも
紛失してしまうので、その効能が試せない。
ようやく出て来たので、
ぜんぶ切り分けて、カレンダーに貼り付けておいた。
これに感心し、私をえらく褒めてくれた。
ええ、あなたのお陰で、生活上の工夫に磨きがかかります。
そんな母も、ずっと前に見たこと、したこと、聞いたことは、
驚くほどよく覚えている。
お盆にお墓参りに行くとき、
「お菓子を2つ買って行ってね」とお金をくれた。
念を押すように「お仏壇のお菓子と、お墓のお菓子よ」と言う。
また意味不明なことを言ってると、聞き流していると
「あゆみちゃんは、お墓にはいるけれど、お仏壇にはいないと
お母さん言ってたから」と、私がすっかり忘れていた話を語り始めた。
確かに、姑がそんなことを言っていた。
あゆみは、夫の実家のお墓にお骨を納めているが
夫の実家のお仏壇には祭っていない。
私たちが引っ越したので、たぶん、所在はわが家だろう。
いや、あの世、というのが正解であるが
お骨のあるお墓、というのも実際であり、
私も本当のところは、よくわからず、
夫の実家の仏壇に、ご先祖様用のお菓子を買った上で
そこにはいないとされている、あゆみ用のお菓子はお墓に持って行くといい
という母の案は、優れていると思った。
それだけの発想があるのに、
なぜ、ヤカンが焦げつくまで、コンロを切ることができないのだろう。
目が離せないので、日記がなかなか書けなくなってしまった・・。