夜中にサイレン
2013/09/02 昨夜、あんまり寝る時間がなかったのに
眠るなり、けたたましいサイレンに起こされる。
次々と近づいてくる消防車。
と、サイレンはしだいに近距離で止まる。
ベッドから出たくない。
背中が張り付いている。
でも、近いじゃない!
3階の雨戸をあけると、眼前に炎。
100メートルくらいの距離だろうか。
パチパチと燃える家の音も聞こえる。
消防の人の声も聞こえる。
自分のところまでは迫らないことを確認し
だから、というのはおかしいが
ものすごく、つらくなった。
焼け出されている人が、同じ空間に、確実にいて
住み慣れた家を失い
愛着のある、かけがえのない、
たとえば幸せの記録であるアルバムなども燃えつくし
いま確実に、着の身着のまま立ち尽くしている
と考えると。
このあとさらに続くかもしれない
誰のせいだとか
責任は誰がとるのかとか
火、そのものではない揉め事で
これ以上つらいことになっていきませんように。
そんなことも考えた。