いっしょに住んでいた男のひと

2014/01/16

父の入院は継続中で、
このことについて、母はどう認識しているのか
というか、父をどのように認識しているのかが
夫の報告から明らかになった。
夫の報告は、「どうも向かいの奥さんは、知らんみたいやな」
から始まった。母の認知症ことを。

昨日、私は、「ごめん 急いでるねん 洗濯物干しといて!」
と夫に声をかけ、家を出た。
夫が、出勤前にベランダで洗濯物を干していると
母が新聞を取りに出てきたので、見下ろしていたら
ちょうどお向かいの奥さんも表に出て来られ
「本年もどうぞ宜しくお願いします」
と母に挨拶をしてくださり、母も同様の挨拶をし、
「なんか、すごい、久しぶりですよね」
と言ってくださると、母も同じ言葉を返し、
近頃では珍しいほどに、会話がかみ合っていたらしい。

と、母のほうから
「一緒に住んでた人が入院して」と言いだし
向かいの奥さん「だんなさんのこと?」
母「いえ、一緒に住んでた男の人」
向かいの奥さん「ん?だんなさんですよね… あ!おむこさん」
と続く会話に、
夫、思わずベランダから家の中にすっこんだ。

「おれ、うろうろしてたら、おかしいよなあ。
入院してることにしとく?」

追伸
スミマセン。会報の発送が大幅に遅れておりますが
19日の「つどい」は予定どおり行いますので
お目にかかれると嬉しいです。