何を言ってもおもしろい

2014/01/24

母が認知症ということを、まだ知らない他人と
会話がうまく成り立つ様子は
同窓会のときにもあったらしい。

母が楽しみにしていた同窓会の日
私はどうしても仕事を休むことができず
ヘルパーさんに、タクシーで連れて行っていただくようお願いした。
母が不安になるので、お食事の席にも着いていただいた。

すると、久しぶりに会う後輩さんから
「その子さん、何歳になられました?」と尋ねられ
母は、「ん?32??」と言ってヘルパーさんの顔を見たので
ヘルパーさん、正しく伝えるべきか一瞬迷われたところ
すかさず同級生さんから
「ひゃ、そしたら私は30歳ということでっ!」
と突っ込みが入り、みんな大爆笑に。
母も一緒になって笑っていたらしい。

会話は、いつもこう上手くいくわけではなく
成り立たないこともある。

先週、母が腹痛を訴えていたので
主治医の先生が、家族(私)に様子を尋ねるため電話をくださったとき
いつもは電話を取らない母が、なぜか取ったらしい。

先生「その後、痛みはどうですか?」
母「どう?と言われましてもねえ・・ よくわからないですねえ・・
伊丹には最近行ってませんのでねえ」

先生は、「あ、はい、わかりました」と電話を切り、
私の携帯にかけなおしてくださった。