叩くことはできない
2016/06/04 きょう、ある会議に出席したところ
メンバーは顔を合わすなり
「あの男の子、見つかったんだって!」
と話題にした。
北海道で、しつけのため一時置き去りにされた7才児が
行方不明になって、6日目に発見された、という話題。
ほんとうによかった。
しかも無事で。
その話題に盛り上がったあと、
「親は死刑だね」と言ったのは
社会的地位のある有識者。
胸がチクッとした。
コワイとも思った。
その子の親は、
取った行動をものすごく悔いているだけでなく
愛情もって育てていることが、伝わってきた。
だったら
私までもが責めるのはなあ
みたいな気持ちになった。
子どもを亡くした親は、ほぼ同様に
子どもがつらい目にあうことを、とても嫌う。
私も、そうなのだけれど、
一方で、私もわが子を守り切れなかった一人
という意識があるのだろうか。
きつい非難をする人は
こういう痛みを知らないからじゃないか?
叩くだけのことは、簡単であり
無情に思えたりする。