好きな言葉は「いま」
2017/09/26 「小さないのち」のホームページを充実させようと
グリーフケアスタッフの、紹介欄を作成中。
当会には、7人のグリーフケアスタッフがいて
似顔絵は完成しており
自己紹介文を、それぞれに作成中。
私はちょうど書き終えたところ。
何を書こうか?趣味を書こうか?と思案し
趣味では軽いように思い(スキーなんだけど)
好きな言葉を書いた。
それは「いま」。
あゆみを亡くし、つらくて、苦しくて、
生きていくことに自信も希望ももてなかったとき、
きょうの「いま」を生きるのが、精一杯だった。
この会の扉をノックしてくれるご遺族も
おそらく、そういう時期、そういう境地のかただろう。
そういうご遺族に、やはり「いま」が大事と思う。
将来を見据えて、とか、今後のために、
という言葉があるが、そういったことは
余裕のある人の考えることであって
言っても意味を成さない時に、言う必要がないと思う。
先がどうとかよりも、いま、
どんなに辛いか、悔しいか、あるいは愛しいか
そこに気持ちを置くことがとても大事に思え、
いまを、どうにか自身の手のなかに持てるようになって
はじめて次があり、先があるのだと思う。
禅に、而今(にこん)という言葉があることを知った。
日の浅いご遺族に、
説教じみたことを言うつもりなどなく
私自身が、過去(後悔)と未来(不安)にとらわれがちだから
心がけて暮らしていきたいと思っていること。
心がざわつくときほど、今に集中しよう。
今できることに全力を注ぐことが何より大事。
未来は現在の延長線上にあるのだから。