小さいから友だちがいない
2017/12/22 別の会の方と、一緒に講演する機会があった。
その方は、大きなお子さまを亡くされている。
子どもは、小さくても大きくても、
亡くすと、同じようにつらいと思う。
亡くした親が言うことも、ほとんど共通するが
決定的に違うことが、1つある。
それは「子どもの友人」の存在。
大きな子を亡くすと
友人が残る。
友人も、遺族のように残る。
とても悲しんでくれる。
ずっと忘れないでいてくれる。
悲しみを共有できると同時に
思い出も共有できる。
だから親は、その子たちを心から大切に思い
交流を喜び、受験を応援し、合格を喜び
卒業を祝い、就職を祝い、結婚を祝い、、、、、
私は、そういう人々の姿を、ずーっと見て来た。
あゆみのように小さいと
そもそも出会いが限られ、友だちが存在しない。
それが残念だったなあ、と思う。
小さな子どもを亡くした親の多くが
元気に暮らす同じくらいの子の姿を、「つらい」
と感じてしまうのは
相手が、わが子の友人ではないからだと思う。
ひがみだとか、ゆがみだとか、そんなことよりも、
無縁だから、だと思う。