終わったあとも大事

2018/09/25

東京のつどいでは、16:30の終了まで
とてもいい時間を過ごす事ができた
のだけれど、新幹線に飛び乗ったとき
何とも言えない、申し訳ない思いが込み上げた。

上野駅を16:40に乗って
東京駅を17時までに出た。
こうすることで、20時の、面会時間内に病院に入れる。
姑、また意識落ちた、という連絡が入っていたもので。

つどいで16:20まで
切々と語ってくださっている方がおられた。
そこからの10分間は、
みんなで日常に戻って行きましょうか、と声をかけ
会を閉じていった。

「ここにいるときは、普段の自分ではないんです」
「普段閉じている扉を開けています」
と途中でおっしゃっている方がおられたが
まったく、そのとおりで、
日常の自分に戻す、コントロールが必要。

溢れ出る思いを収めていき
流れる涙を止めて
濡れている頬を、ハンカチで拭く。

そのあと目を閉じて、
しばらく呼吸を整えてから
いつも終わるようにしている。

ところがだ。
終わるなり、じゃ、みたいに、
姿をくらますかのごとく
人の余韻をかき消すような行動
取るもんだろうか…

お手洗いに行かれ、直接「さよなら」を言えなかった人もいた。

家族と仲間、どっちも大事。
大事なのだから、
今度から、もっとちゃんと「さよなら」を言って
一番最後に部屋を出るようにしたい。
思いを深く持って、見送りたい。