生き延びる気力と脚力
2018/09/27 姑も生命力のある人だが
姑の入院する病院で、すごい人と出会う。
義姉が、この病院に向かうなか
地下鉄で人身事故が発生していた。
そのため電車が動いておらず
ようやく病院にたどり着いたとき、
「地下鉄止まってて、大変だった〜!」
と言ったら、
「あー、すみません〜」
と近くにいた人から謝られた。
何が??と思う。
「この人なんです〜 電車止めたの」
どういうこと…?
えーーーうそでしょ??
この病院に救急搬送されていたのだ。
義姉は、てっきり飛び込みと思っていた。
命もないだろうと。
とっても元気。
ぺらぺら喋れる。
しかも言うこと面白い。
落ちたとき、電車が入ってきたので
慌てて身をかわしたのだそう。
70代とおぼしき女性。
骨折しているのに、だ。
ホームから落ちたことは、不運だが
頭を打たなかったことや
逃げきれたことは
こんな幸運、なかなかないと思う。
運なのか?
生命力なのか?
気力のような気もする。
「この人なんです〜」と言った人は
その場に一緒にいて、電車が来たとき
気を失いそうだった、と言う。
そりゃそうだろう。
ところがご本人は、巨大な電車が眼前に迫るなか
遠のくどころか、飛び起き、すっ飛んでいるのだから。
やっぱり気力だ。
あと脚力。