ひどい国際意識

2019/01/22

いま、本のゲラを抱えており
出先でも時間を見つけて読み込む。

梅田で、時間が空き、
どこかお店に入ろうか、と思っていたら
こんなところにベンチができてる。

阪急とJRを結ぶ通路脇。
通行人が入り乱れているところに1つだけ。
何とやさしい街づくり。

30分は読めるな。

間もなく、若いカップルが隣に座った。

会話の声が異様にでかく、けたたましい。
日本語だったら、口喧嘩に思える。
でも仲良さそうで、普通の会話らしい。
何語だろう…

いま近所で話題になっている
うちの隣の、子犬4匹、昼夜鳴きっぱなしの件
よりも大変かも。

と、次に、食べ始めた。
パン生地のようなものに、具材が挟んであって
これが、ものすごい臭い。
香辛料が、覚えのないもので
ニンニクも入っているような?入っていないのかも?
ニンニクでさえ影が薄くなるほどの臭い。

席を離れようかと思ったが
きりのいいところまで読みたい。
満腹でなくて、良かった。

でも集中できない。
声も、でか過ぎる。

ムリと思った。
もし、隣に引っ越して来るとかは。

私は、こうも思った。
日本人だったら、いくら若くても
もうちょっと慎み深いだろう、みたいなことを。

しゃべって、食べ終わって、
その二人が席を離れるとき
私は、「一人反省会」になった。

女の子は、ベンチに落ちたパンくずを
指でつまんで紙屑の中に収め
二人が座ったところを、手で払ってから、ベンチを後にした。

旅行者ではなく
就労者のように見受けられた。

がんばって!
という思いで見送る。

文化の違いは、根強いだろうけど
(さっきまでの私が、そうだったように)
でも、きっと
貴女なら受け容れられる。