見舞い客にそわそわそわ
2019/08/17今回の入院は、病気ではないし、治せる怪我なので、お見舞なんぞ めっそうもない、と思いつつ
「手ぶらで来てくださいね」って、来てくれと言っているようなもんだ。
シャワーも1番最後にしてもらったり、早くから下まで見に行ったり。
あー あの時とぜんぜん違う。
治らないかもしれないと思って入院したとき、家族にも、病院は誰にも知らせないでほしいと言っていた。
髪の毛もなく、どす黒くやつれた顔を見られたくない、というよりも、
見たくない気持ちのほうが大きかった。
普通に日常を過ごす同世代の女性の姿を。
のちに自分がお見舞に行く立場をとるようになったとき、
かかとが高めのパンプスは履かなかった。
廊下をカツカツカツと、仕事帰りを彷彿とさせる躍動感。
我が身との格差を、会う前から思い知ってしまい・・・
いつも相手に落ち度はない。
勝手に思い知り過ぎてしまう自分を、扱いきれないのだった。
一方 今回の面会、
一番最後にしていたシャワーの時間も越え、看護師さんに呼び戻される。
で、30分で入ってくるからと、待っててもらう始末。