切る手を間違えたら大変

2019/08/23

整形の入院患者に、よく見られるマークがある。
右手か左手の 手の甲にあるマル。
マジックで書いてあるが、しばらく経つと、にじみ加減が不気味になる。

これが何なのか、最初わからなかったが、とても大事な印なのだ。

手術前日、看護師さんから、「先生にしるし付けてもらいましたか?」と聞かれ、手を確かめられた。

何人かに尋ねられたので、逆に、何のしるし?と尋ねると、
「こっちが手術する手ですよ のしるし」だという。

えーー 付けてもらってない。
日が暮れ、夜もふけ、もう先生に会わないと悟ると、不安が募り、
自分で付けとこか?とまで考えた。

先生に会えないまま手術室に向かう。
先生 手術室にいたが、目しか出ていないから、すぐに分からなかった。
自分もメガネかけていないし。

あー いたいた!
言おうとしたら、マジック持っていた。
やっと付けて貰える。
一安心と思うも、付いたしるしに
え?

豆粒ほど。
なんか心細い・・・
右手にホクロがなくて良かったわ。
すべてがこの先生らしい。⬅肩が専門でないほう