はるばる有馬温泉へ

2019/11/26

1か月近く入院して、仕事をいっぱい休んでしまったため

退院後はずーーっと休みがなく、

ようやく日曜日で一区切りついたので

1泊だけだけれど、温泉に行った~

昼に出て、昼には帰って来れるところと言えば、有馬温泉!

 

でっかい声で、へー知らんかった!とか言ったら

一緒に行った人に、シッ!と口押さえらそうになる。

献立表に書いてある「出汁」を、でじる、と読んでいた。

これまで、ずっと。

だし、と読むん?へー、知らんかった。

 

大浴場を独りじめするのが趣味なので

夜遅くに入りに行くと、年配のおばさんが片付けに入ってきて

このおばさん、ケアに向いていると思った。

 

おばさん「どちらからですか?」

わたし「あ、、、尼崎なんです」

おばさん「へーーー、それは遠いところを、ありがとうございます」

わたし、何と返せばいいのやら。

おばさん「どれくらいかかりますか?」

わたし「あ、、、1時間(かからないけど)くらい、かな?」

おばさん「あーー、1時間ですかあ。かかるでしょうねえ」

わたし、苦笑いする。

 

よく、「その人にとっての」を言う。

その人にとって、とても辛ければ、そのことは、とても辛い事

と受け取ってほしいと。

 

私は、ただ近場を選んで行っていたのだけれど、

おばさんにとって私は、1時間もかけて、はるばるやってきた客

であることを、そのまま受け取らせてもらった。