「病と寿命は別だから」

2019/11/28

看護師さんの授業で話した。

闘病中、患者や家族の心に響き、

死別後も、遺族の心にずっと残っている看護師の言葉って

ほんと短くて、シンプルなものばかり。

 

そしたら、一人の看護師さんが、

私がよく言うのは、「病と寿命は別だから、なんです」

と教えてくれた。

すごくいい、まったくそう、と思った。

 

姑もその一人。

生まれたときは、育たないように言われたのに、大人になり

結婚は難しいと言われて、晩婚で

出産は無理と言われていたのに、高齢出産し

元気だった夫が急死して、一人で子どもを育て上げ

何度も病に倒れては、何度も持ち直して

誰が96才まで生きることを想像しただろう。

 

あ、亡くなっていないです。

生きています。

 

でも、急に衰弱して、昼間は危なそうだったのに

私が帰ってから、自分で起き上がって、

お茶を飲んでいたそう。

明日はご飯食べてたりして?

 

元気でも、急に亡くなる人はいるし

病弱でも生き続ける人がいる。

命って、ほんとうに不思議。