ダイキが書いた22というナゾの数字
2019/12/23お葬式で色々すること の続き。
さいごに棺の上に花束を乗せるが
孫と、ひ孫は、この花束にメッセージを書いて貼り付ける。
ダイキが書いたものを、横から見て
は?どういう意味?
22年間て。
「22年間、生きてくれてありがとう」
と書いてあったのだ。
姑は96才で、ダイキは27才。
どこからくる22年間なんだろう?
ずっと考えていたが
謎が解けないので、ダイキに尋ねたら
びっくりすることを言った。
おばあちゃん、あゆみが亡くなったとき
「自分も死にたいと言ってたから」
そんなこと、5才の孫に言ったんだ。
もしかしたら、ダイキに言ったのではなく
誰か大人に言っていたのを、ダイキがそばで聴いていたのかもしれない。
いちばん驚いたのは、
22年間、そのことをダイキが言わなかったこと。
一人で抱え持っていたこと。
患児でもそうだが
きょうだい児も、親に言わないことが多い。
親を気遣って。
自責として、ずっと持っている子も多い。
「あゆみが死んだのは、ぼくのせいだと思う」
と打ち明けたのは、小学1年生のころだったが
そのことの修正が、十分でなかったのだろう。
今ごろ気付くこと
今ごろになって分かってくることがあるので
ほんと、子どものグリーフって、
沈黙のなか深い。