それぞれの新年の迎え方

2020/01/01

新しい年を迎えたとき、必ず、

お子さんを亡くされて日の浅い方がおられるので

毎年、新年の挨拶をしたことがない。

 

この元日を、どんな思いで、

どのように過ごされただろう。

昨年は、まさかこのような日を迎えるとは思いもよらず

楽しく過ごされた今日だった方もいる。

また、一度も自宅で過ごしたことがなかったお子さんに

次のお正月こそ!を目標にしておられた方もいる。

 

そうして迎えた本年を

普段と変わらない日常として

できるだけ平常心で過ごされた方もいるだろうし、

やっぱり、その子が喜んだご馳走を、

同じように作って御供えした方もいるだろう。

 

御供えって、作っているとき、あげるときはいいけれど、

下げるときが、淋しい・・・

減っていないから。

 

でも、湯気を喜んでくれる、とも聞くし

実は、ちゃんと美味しく味わってくれている、

というふうにも聞く。

本当のことは、よくわからないけれど。

 

本当のことは、

その子のことを一番よく知っている人が

思い描くことの中身がすべてだと私はおもう。

それ以上の真実は、どこにも見つからないはず。

 

だから、あゆみのことは、私がいちばん詳しい。